3ロシ1フレブル2バカカイヌシ

3頭のロシアンブルー、1頭のフレンチブルドッグとバカカイヌシの日常。

こぶちゃんの手作り生食 ナトリウム編

※この記事は、バカカイヌシ2が実践している方法であって、正しいものではないかもしれません。また個々のワンちゃんによって合う、合わないがあると思います。あくまでご参考程度にお読みください。

 

WhollyVetを参考にしてこぶちゃんの手作り生食を作っていく中で、ナトリウムの位置づけがよくわかりませんでした。

 

Wholly Vet |その他の注意点 では、調味料として塩分は特に必要がない、と記載があります。

 

こぶちゃんの主なタンパク源の鶏むね肉には、100g当たり30mg

=0.03gのナトリウムが含まれています。

 

鶏レバー100g当たりのナトリウム含有量は80mg=0.08gです。(いずれも「食品成分表」によります。)

 

人の食事で高血圧などの原因としてナトリウムの摂取過多が問題になりますが、適量を摂取する必要はあります。

 

人を含む動物の体内では、ナトリウムはカリウムと共に働き、細胞の体積や浸透圧の調節などの普遍的な機能から、神経や筋肉細胞の興奮性の維持、腎臓における水とナトリウムの再吸収、小腸における糖やアミノ酸の吸収など分化した機能などを担うとても大切な必須ミネラルです。

 

ナトリウム不足が慢性化すると、中枢神経系に異常が現れることもあります。

 

 

そこで、犬のナトリウム必要量を調べてみました。

 

こぶちゃんの手作り生食 はじめに でも紹介したAAFCOの推奨値によるナトリウム量は、代謝エネルギー1000kcal当たり、

  • 最小値(AAFCO2016):0.2g
  • NRC推奨許容量:0.2g 
  • NRC(2006)安全上限量>3.75g となっています。

 

こぶちゃんの一日当たりの代謝エネルギーは、約745kcalですので、ナトリウムのAAFCO最小値=NRC推奨許容量 おおよそ0.15g、

NRC(2006)安全上限量>2.8gです。

なお、NRC(2006)安全上限量の値が高いのは、犬はナトリウムを尿に排泄する能力が高いと言われているからかもしれません。

 

こぶちゃんは、一日当たり、ナトリウム1.0g~2.0g程度を目安にします。

 

ナトリウムは、食塩として摂取した場合、

食塩(NaCl)の原子量:58.44

Na(ナトリウム)の原子量:22.99 Cl(塩素)の原子量:35.45

 

食塩1g当たりのナトリウム量:約0.4g(=22.99/58.44)ですので、こぶちゃんの一日当たりの食塩相当量は、約2.5g~5.0gになります。

 

こぶちゃんの食事は、野菜を煮るとき、小さじ1杯ほどの味噌を入れています。味噌100g当たりのナトリウム量は味噌の種類にもよりますが、約4000mg、味噌小さじ1杯=6g当たりのナトリウム量は240mg=0.24gです。

 

一度に二日分の野菜を煮ますので、一日当たり0.12gのナトリウム量を味噌から摂取しています。

毎日食べる6Pチーズには食塩相当量0.47g/個と記載されていますので、ナトリウム量は0.19gです。

鶏むね肉250gを一日に食べるとして、ナトリウムは0.75gになります。

野菜類は、ジャガイモ100g当たりのナトリウム量が2mg、サツマイモ100g当たりのナトリウム量が13mgですので、野菜をまとめてざっくり50mg程度とカウントします。

 

上記ナトリウムを合計すると、1.11gになりました。

レバーを食べる日はもう少しナトリウム量が多くなります。

 

ということで、ほぼ適正量のナトリウムを摂取できていることになり、安心しました。